これまったく期待してなかったんですが、面白かったですよ。
真面目にバカをやっていて大好きです。原作未読。
個人的評価:★★★★★★★☆☆☆
oremonogatari
2015年10月31日公開/105分/日本/映倫:G
監督:河合勇人
出演:鈴木亮平 永野芽郁 坂口健太郎 渋川清彦 鈴木砂羽 寺脇康文

<あらすじ>
情に厚い硬派な日本男児の剛田猛男(鈴木亮平)は、ごつくて大きな体を持ちながらも、女子にモテない高校1年生。ある日、彼はしつこいナンパから助け出した女子高生の大和凛子(永野芽郁)のことを好きになってしまうが、後日再会した際、彼女が猛男の幼なじみであるイケメン砂川誠(坂口健太郎)のことが好きだと気付いてしまう。落胆しながらも凛子と砂川の仲を取り持とうとする猛男だったが……。
(以上シネマトゥデイより)

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この映画は、二人が出会ってから告白して付き合うまでの恋愛物語です。
とりあえず、主人公・剛田猛男を演じる鈴木亮平がめちゃくちゃいいです!!
この人じゃなかったら成立しないんじゃないかってくらいにハマってます(原作知らんけど)。見た目も喋りもだいぶ現実離れしてるんですが、一言一言が全力なので、なんとなく説得力がありました。もう喋るゴリラです。
熱量と勢いだけ(?)で押し切ってるような気もしましたけど、とにかく圧倒されました。完全にいききってる感じで、演技に関しては何も文句ありません!
コントみたいな見た目も、そこがイイ!と思えました。
そこを受け入れられないと観るのがけっこうキツいと思います。

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…まあ、でも、そんなことは正直どうでもよくて、この映画で重要なのはヒロインです。主人公も、親友も、周りのキャラクター全員がヒロインを輝かせるためだけに存在しているのです(と、勝手に思ってます)。
ヒロイン・大和凛子(永野芽郁)が、とにかくめちゃくちゃ可愛い!
ほとんどそれだけの映画でした。
彼女に一目惚れした主人公が「好きだあああ!!」と叫んで『俺物語!!』は始まるのですが、前半は【大和のカワイイ描写】→「好きだあああ!!」をバリエーション変えながら繰り返し応酬、という感じです。
要は、主人公がヒロインにときめいてる瞬間がこの絶叫となるんですけど、もう共感しかなかったですね。ぼくも心の中で「好きだあああ!!」と、なりました。一度も外すことなく同じ心境になりました。五回くらい叫びましたよ、マジで。

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これは完全に永野芽郁(誰?ってなったけど)のアイドル映画であって、この映画の魅力全部がこの人の笑顔だと言ってもいいです(恥)。
もうヤバいです。
魅力的なヒロインがいるだけで、この映画は最高です。
とくに前半の盛り上げ方はエグかったです。
いろんなことが本気でどうでもよくなってきます。
かわいすぎます…。
ふつうの子っぽくて、そこがいいです。
お菓子作りについて語る件なんか…悶絶しそうになりました。
顔がカワイイってより(顔もカワイイんですけど)仕草だったり言動だったり、そういう部分が魅力的に映るように撮ってます。むしろ、そこの部分に全力のこだわりを注ぎこんで演出してた印象です。
恋愛映画なんで、そういうところにこだわるのは普通なんですけどね……。
そして、これが売れまくってる見飽きた女優(誰とは言いません)などではなくて、”全然知らない誰か”だったのでテンションも上がりました。初見での初対面感がよかったからか、偏見なく素直に見れたような気がします。
無知でよかった。

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主人公の心情は柔道の豪快な技とともに吐き出される。

ストーリーに対する驚きは、とくになにもなかったです。
街でチンピラ・中尾明慶(すでに完全なタイプキャスト)に絡まているところを助けるという出会いのシュチュエーションからしてベタベタです。
最初から最後まで死ぬほどありきたりなことが連続します。
もちろん壁ドンもあります(正確にはビルドン)。
「このシーン見たことある!」的な既視感が凄まじかったです。
効果音なんかは、ややヤリスギってくらいに多用されてます。
計算した上でのこの映画なんでしょうけど、ここまで徹底してると清々しいです。
原作が昭和テイストなんですかね。
エンディング曲も含め、90年代前半の学園邦画を観ている気分になりました。

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好きになりすぎて顔面が崩壊する主人公

あと、どんな映画を観るにしても一番注目する点なんですが、この映画…エロいシーンが皆無です。
青春映画なのに、ほぼ完全にリビドーを排しています。
モテないゴリラ面の童貞野郎なのに、悶々とするシーンはまったくありません。
夕日を眺めて、薄い涙を流して…たったそれだけ。
生々しい表現は極力控えめです。
でも、なんかそういうところを見たくない感じでもありました。
むしろ久々に、不健全なシーンがなくて本当によかった!と思える映画でした。
だから、なんか、すごいんじゃないかな(言葉になりません)。
だいぶ清い気持ちになれます。
二人の告白も超ストレートだし、もう爽やかすぎて心が洗われます。
こういう映画にありがちな雨のシーンもゼロでした、そういえば。

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イケメソ

隣室に住む主人公の親友・砂川(坂口健太郎)だけがこの映画で唯一の謎だったんですけど…そこもラストでちゃんと片づけてくれます。
イケメンで、爽やかで、厭味がなくて、女に超モテるのにまったくなびかない。
女に興味のない感じ。
そして中盤で、こいつってゲイ…?と思わせるシーン。
しかしそこの疑問が解消しないままエンドロールへ。
…と思ってたら、その後にそれもキッチリと否定してくれるんです!
観終わって「あれってなんだったんだろ…?」と、溜飲が下がらずに残るものが何もなかったような気がします。本当にスッキリする映画でしたよー。

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『グエムル』っぽく無駄にモンスターなこともやってて、本当に最高。

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