主人公は下着泥棒の露出狂。だが正義であれば犯罪行為も許されるのだ! バカバカしくってくだらなすぎる小学生向けっぽいHネタ満載。原作未読。
個人的評価:★★★★★★★☆☆☆
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2013年04月06日公開/105分/日本/映倫:PG12
監督:福田雄一
出演:鈴木亮平 清水富美加 ムロツヨシ 安田顕 片瀬那奈 佐藤二朗

<あらすじ>
紅游高校に通い拳法部に所属している色丞狂介(鈴木亮平)は、同じクラスに転校してきた姫野愛子(清水富美加)に、一瞬にして心を奪われてしまう。ある日、姫野が銀行強盗事件に巻き込まれてしまい、人質となってしまう。彼女を助けるために覆面をかぶって強盗に挑もうとするも、何とかぶったものは女性用のパンティーだった。ところがその瞬間、これまでに感じたことのない感覚が体中をよぎり……。
(以上シネマトゥデイより)

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とりあえず、このビジュアルがマジでサイコーだ!!

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続編も無事公開されていたようなので、いまさら一作目の感想です。
これからは古い映画の感想も書いていきたいので、タイムリーじゃない作品が増えていく予定です(どうでもいいですね)。

ということで『HK 変態仮面』ですが、マジでサイコー。
大好きですよッ!!
しかし世代的に(?)原作はまったく読んだことがなかったです。超インパクトのあるコスチュームなので存在だけは知っていましたが、古本屋で何度か見かけて「なんかクサそうな漫画だな」と思ってた程度の思い入れ。
映画も公開当時はあまり興味が持てず、『TOKYO TRIBE』での鈴木亮平の怪演を見てからのDVDが初見でしたー。初めて観た福田雄一作品もこれです。なんとなく感覚的には『電人ザボーガー』に近いものを感じました。
想像以上に面白くおバカな仕上がりで感動しましたよ!

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まず、鈴木亮平がすごく良い!(これ主演作全部に言ってる気がしますけど…)
肉体も動きもがキレッキレで素敵な仕上がりになってました。
いまでこそ所謂肉体派俳優みたいになってますが、世間的にも鈴木亮平の裸体へのファースト・インパクトは本作ですよね、たぶん。
主演作のハズレが少ない俳優さんだと思います。
『TOKYO TRIBE』も『俺物語!!』もそうなんですが、どの作品もホントに全力。
体を完璧に仕上げてくるところなども含めて、なんか作品にちゃんと向き合ってる感じがして好感度高めです。役者が職業なのでそれが普通だとも思いますが、誠実そうでチャラい雰囲気があんまりないところが好きです。なんか厭味がないですよね。

脚本に小栗旬が参加してるんですが、主人公が小栗旬だったら……全然ダメ、というか個人的には好きになれなかった気がします(マジで余計な一言)。

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ヒロインは清水富美加さんという…全然知らない人でした!
転校してきた姫野愛子(清水富美加)に色丞狂介(鈴木亮平)は一目惚れ。
その後、彼女は所属する拳法部のマネージャーとなり、下校途中、銀行強盗の人質にされてしまう……というなんとも漫画みたいな展開。
文句を言いたいところですが、豪快なご都合主義も、過剰でコミカルな演技も「原作がギャグ漫画だから」ってことですべて許せてしまえた気がします。
それにそもそもの設定が荒唐無稽だし。変態だし。
で、そういう強烈なわかりやすさが面白かったりもするんですね。

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銀行強盗の人質となった愛子を助けるため、銀行の建物内に侵入した狂介。
覆面を被って変装し、強盗を倒そうとするのですが…間違えて女性用パンティを被ってしまう!
その瞬間、狂介の奥底に眠っていた変態の血が覚醒。
人間の潜在能力を極限まで引き出した超人「変態仮面」に変身するのでした。
ここの状況説明はギャグにもなっており面白かったです。
冒頭で語られるのは狂介の両親が変態だったということ。

母は、SMの女王様。
父は、そういうプレイが好きな人。


つまり、色丞狂介が変態なのは「血」が原因だったのです。

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ひょんなことから変身する能力を手に入れた狂介は銀行強盗を撃退。
それからは町のダニどもを退治することに精を出すことに。
変態仮面の善行はニュースとなり、やがてヒーロー的存在へとなっていきます。
そしてある日、狂介の高校に道場破りがやって来たことで、奴らと変態仮面との闘いが始まっていくのでしたー。

ここからは変態仮面が倒していく敵キャラを雑に紹介していきます!

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大金 玉男(おおがね たまお)。大ボス。登場する変態はすべて奴の手下。
最初に登場する敵。一度倒した後ラストに巨大ロボで再戦。本気でキモい。

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真面目仮面。第一の刺客。
学校の規則に違反する生徒に天誅(殴打)を与える奴。喋り方がウザい。

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さわやか仮面。第二の刺客。
さわやかに水を飲んでさわやかに水を浴びてさわやかなサーフボードで攻撃。

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男気仮面ホントの名前はモーホー仮面。第三の刺客。
ただのホモ。登場して胸にキスするだけ。倒される場面は省略される。

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ほそマッチョ仮面。第四の刺客。
ほそくないしマッチョでもないし仮面でもない。一撃でへたりこんで終わり。

刺客たちのシーンは狙いすぎていてさすがにちょっとなあ…とも感じたのですが、テンポがいいので退屈などはなかったです。
特殊メイクのクオリティは、「あえて」これなんだと思いますよ。

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最後に登場する刺客は安田顕でした。彼に関してはずっと面白かった。
教師として学校にやって来るのですが、実は偽変態仮面だったのです!
変態仮面の名前を語り変態行為(スカートめくりなど)を繰り返す安田顕。
そんなわけで変態仮面と戦うことに。

コミカルな変態仮面に対して、偽者は肉体の中年っぽさもあって18禁レベルなキワドい瞬間も何度かありました。描写はひたすらアホっぽいSMもの。
戦ううち次第に「変態とは何なのか」という一種哲学的な難問へと会話は進み、結果、偽者に変態の度合で上回られた変態仮面は「俺はノーマルなのかもしれない」と悩み、敗北してしまうのです。
そして変身できない体になってしまいます。
しかし挫折したことを最後にはエクスタシーへと昇華させ変態仮面はさらにパワーアップするのでした、と…何が何やらな感じも否めないのですが、ともかく「変態であればあるほど強いなどという法則はどこにも存在せん」という当り前のことに気づいた主人公は、再び安田顕と対峙することになるのです。

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もうこんなのダメでしょ。

基本的に変態仮面が敵をやっつける方法は、おいなりさん(金玉袋)を敵の顔面に押しつけたり擦りつけたりギュウギュウやって倒すというもの。
最初っから攻撃方法は凄まじいんですが、対安田顕戦では『少林サッカー』ばりに「ありえねー!!」な描写が続き、最終的には「スピニングファイヤー!」で、二人してクルクル回って空中戦!ということを書いていてもサッパリ意味がわからないと思いますが、実際そうなるのでしょうがない。とにかく最高。

これに勝利した変態仮面は大ボス・大金玉男との闘いへと突入していきます。
敵は巨大ロボットに乗って校舎をぶっ壊しているのですが、「好きな女子のパンツをかぶればやっつけられる」と、真面目な論理をかます主人公。そんな彼にパンティを脱いで差し上げるヒロイン…。ここは感動的なシーンです。
なんですが、うーん…惜しい感じがしました。正直、ここは微妙だ!
できればパンツ脱ぎシーンは何かもうひと工夫欲しかった。

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ヒロインが可愛いか否かという問題ですが、可愛く描けているとは思いました。けど、まったく好みではなかったです。ピュアっていうか、ウブっていうか、苦手までいかないけど、あんまり興味は出ませんでした。それにハッキリ言ってこの中盤の妄想シーンはもろにロリコン向けって感じで、まあギャグなんですけど…PG12以上に危険な雰囲気がありましたよ。なんかリアルな女のコすぎて…。
個人的にはここに一番変態っぽさを感じました。
美少女ですが、そこらへんにいそうな可愛い高校生だと思います。
彼女は妙に生々しすぎて、自分は気乗りせず。

そんな感じで、大好きなシーンも多いのですが、そうじゃない部分もあるよ!というフツーの感想文になりました。
でも、頭カラッポでこういう映画をだらだら見るのは本当に楽しいと思います!

あと、タイトルクレジットは『スパイダーマン』オマージュ全開なんですよね!
中盤もスパイディのようにビルの間を飛び回っていたりして、あとは白い糸さえ出せば完璧という感じでしたが、キツい下ネタは控えたような感もありました。
全編変態な内容なんですがだいたい小学生が考えたような変態っぽさ

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最後は主人公のチンコのデカさにヒロインがビックリして、幕。