邦画しか観ません。

日本映画の感想文。基本的に原作未読で在宅鑑賞。ネタバレしてます!

SF

『GANTZ:O』感想。(PG12)

おっぱい!生首!妖怪軍団!ということで、エログロも充実していて大満足。
個人的評価:★★★★★★★★☆☆ 80点
GANTZ-O
2016年10月14日公開/96分/日本/映倫:PG12
総監督:さとうけいいち
監督:川村泰
原作:奥浩哉
声の出演:小野大輔、M・A・O、郭智博、早見沙織、池田秀一、ケンドーコバヤシ、レイザーラモンRG、レイザーラモンHG、津嘉山正種、小野坂昌也、津田健次郎、小川輝晃、吉田尚記、梶裕貴

公開から半月以上も経っちゃったんですが、ようやく観てきました。ファースト・デイで安いし、ほかに観たいものも無いし、そろそろ上映終わっちゃいそうだし…と、わりとテンション低めで観に行ったんですが、めちゃめちゃ面白かったですね。ほとんどずーっと妖怪と戦ってるだけみたいな映画でした!!そこが良かったです。原作は連載当時に読んでました。読み返したりもしていなかったので大阪編はうろ覚えの状態でしたが、問題なく楽しめました。

たぶん感想読む人はガンツ知ってると思うので詳しく説明しませんが、「夜にみんなで集まって殺しに行く」物語です。舞台は大阪。GANTZ - Wikipedia

GANTZ-O9

あらすじ

高校生の加藤勝は、地下鉄で起きた事件によって死ぬ。ところが次の瞬間、マンションの一室にいた。加藤はそこで、リーダーが不在の東京チームと一緒に火の手が上がる大阪に転送され、サバイバルゲームに参加することになる。大阪チームと遭遇し、妖怪型の星人軍団=百鬼夜行と戦いを繰り広げる加藤。一人で待つ弟のもとへ生還するため戦い抜く加藤の前に、大ボス“ぬらりひょん”が現れ……。
(以上シネマトゥデイより)

GANTZ-O10

感想

原作からの改変点がいくつかあり、初心者でもわかりやすくGANTZの世界へと入っていける作りになっていたようです。個人的には原作読んだけど細かい内容なんかはほとんど何も覚えていないような状態だったので、この辺の親切さは嬉しかったですね。ヘタに説明もしすぎずに見れば理解できるような演出でしたし極力ムダを排除していたようにも見えました。世界観イメージは原作そのまま、という印象でした。巧い改変だったんじゃないかなと思います。

GANTZ-O2

まず、画は文句なしでした。全編3DCGアニメーションなんですが、もうこれが圧倒的な映像美。凄かったですよ。CGアニメをそんなにいっぱい観ているわけでもないので、正直よくわかりませんけど、どうやら現時点での世界最高水準らしいです。キャラクターの人間たちはリアルな人間というよりはラブドールに近い質感だった気がしましたが、とくに違和感もなく観れました。背景の街並みなんかもすごくリアルだったし、ガジェット関係はどれもかっこよかったです。それから血の質感もドロドロしてて好みな感じでした。映像は全体的にクオリティ高かったと思います。そして、ここ重要なんですが、女たちがちゃんとエロくて可愛い。スーツはパツンパツンだし、巨乳で美形だし、シコリティ高め。自然に揺れるおっぱいも最高。視覚的には、けっこう満足できました。所謂、眼福映画ですよね、これは…。

GANTZ-O8

ドラマはほぼ無いっていうか、ストーリーは薄っぺらかったと思います…!!あえて削ぎ落としたような印象も受けました。加藤が死んで、部屋に転送されて、それから大阪で死闘を繰り広げ、そして生還する(家では弟が帰りを待っている)。それだけでした…。八割方戦闘シーンです。なんか後半ムリに人間ドラマ入れこんできた感じもしちゃったんですが、あれがないと本当に「戦ってるだけの映画」になっちゃうから必要だったんでしょうかね…。個人的にはドラマ部分をさらに削ってマジで戦ってるだけの映画でもよかったかなーとも思います。とにかくアクションシーンの連続なのでそれだけで十分面白いですし、迫力もありました。

GANTZ-O3

残酷描写は強烈でしたよ。けっこう好きです。とにかくあっけなく人間もバケモノもガンガン死んでいくし、人体破壊も見応えがありました。PG12ギリギリな表現だったと思います…。頭が吹っ飛ぶようなシーンはわりと隠していたり、カメラを引きで遠目から映していたり、あと、人体切断描写は肝心な部分でカット割っていたり、レイティング対策なのか分かりませんが撮り方は工夫しまくっていた感じがしました。「何を映して何を映さないか」という部分は気を使っていたんじゃないかな(当り前だけど)。そこでの引っかかりも感じなかったし上手だったと思います。妖怪は非人間なのでガンガン殺害しています。肉塊の表現なんかは楽しかったですね。終始血まみれの映画でした。

GANTZ-O4

百鬼夜行のごとく大量に登場する妖怪たちは、造形もみんなグロテスクで最高でした。単純に気持ち悪かったし、それぞれ重量感もあり、質感なんかも素晴らしかったと思います。ただ思ったのが、強敵が多すぎます…。ホントに強すぎて、これはどうなんだろう…と。倒した!と思ったら、また次の敵が出現!これの繰り返しなんですよねー。倒しても倒してもキリがない、ってのは分かるけど、ちょっとしつこすぎたような…。連載時でこういう展開になるのは、全然理解できるしアリだと思います。けど一時間半にこう何度も何度もだと、途中でダレましたよ。「またかよ」「もういいよ」「強すぎ」という気持ちにもなってしまい、ここは少し回数減らしたほうが良かったんじゃないかなーと思いました。見ててすごく疲れてしまいました。

牛鬼と対決するガンツロボは登場しただけで「うおおお!すげええ!なんなんだコイツ!」となり、観終わってから「なんだったんだアイツ…」って感じでした。テンション上がったけど、あまりにも唐突な登場と幕引きで…。脚本はだいぶ大味だった気がします。まあ、でも、そんなことどうでもいいのかな。

GANTZ-O6

後半の感動BGMは、うーん、ちょっと苦手でした。なので少しだけイラついてしまい、そして鈴木のオッサンが「なんか良さげなこと」ばかり言いやがるので、すいません、超鬱陶しかったです。原作でも、たしかそんな感じだったし、ここはたぶんただの個人的な好みの話だと思うんですが、「生きて帰れて良かったね」みたいなあの感じ、それに「命って大切だよね」(そんなセリフはありませんが)みたいな、ああいう雰囲気大嫌いなんですよ。加藤は純粋に正義の人だと思うんですが、鈴木のオッサンこそ偽善に見えました。だってさアイツ敵にぶっ倒されてから終わるまでずっと死んだフリしてたんでしょ?(気絶してたのかも知れないけど)マジで役立たずだし、そのわりには口ばっかり挟んでくるし、具体的な代案出さずに「それはダメだ!」みたいなこと言い出すし、もうムカつきましたよー。最初にムカついたのがどこだったか覚えてないけど、それからずっと批判的な目で見続けてしまったので、細かいところこっちが変に解釈してるだけなような気もしますけど、終盤のオッサンは絶対ヒドかったと思います。とくにマンションの部屋に戻ってからが、妙に善人ぶってて個人的には気に入らなかったですね。マジで百回くらい死んでほしいと思いました。全然活躍しないしさー。そのわりに年長者目線で人生を悟ったような物言いが…。感動よりも苛立ちのほうを強く感じてしまいました。ただの好みの問題かもしれないですが…。

GANTZ-O12

あとねー、人が頑張って必死に戦っているところを安全地帯から「危ないッ!」とか「このままだと…」とか好き勝手言ってんのもちょっと気になりましたよー。「私たちは戦力にならないから…」ってのは分かるんですけど、みんな武器持ってんだから少しでも応戦したりしろよ!とか思ったり…。でも、もし自分があの現場にいたら何もせずに誰かが戦ってんのを見てるだけなんだろうなーとも思ったり。あの呆然と立ち尽くしている雑魚キャラたちを見て『スーサイド・スクワッド』のボス戦での苛立ちなんかを思い出したりもしました。でも結局最後はみんなで一致団結して頑張ってたから良かったのかな(鈴木以外)。爆発はイイ感じの爆発でした。

GANTZ-O7

オムライスを作って帰りを待つ弟君…。

GANTZ-O5

声優は、岡八郎役のケンコバだけが浮いていたというか、なんか激しく引っかかってしまいましたよ。まず顔と声が全然合ってないし…。声に特徴ありすぎるのか、中の人の顔が浮かんでしまって、声当ててる感丸出しっていうのか、ケンドーコバヤシそのままな喋りでした…。ここは普通に普通の声優さん起用したほうが良かったように思います。岡八郎が一番かっこよかっただけに残念でした…。その他のキャラは、どれも合っていたし違和感なく観れましたー。HGとRGもハマってたと思います。良かった。

gantzo

めっちゃ可愛かった杏さん。

原作ファンに怒られそうですが、これは原作よりも可愛かったのではないんでしょうか。もうキュンキュンしましたよ。ときめきましたー。声優さんは知らん方でしたが、合ってたと思います。そんで、死に方もすごく素敵ですよね。胴体が真っ二つに切断されて死亡! カットは割っちゃってたので切断の瞬間は映ってなかったような気がしますが、やっぱり人体がバラバラになってこそGANTZだなーと改めて思いました。良い死に様でした。興奮した!!

GANTZ-O11

漫画原作とTVアニメ版はほぼリアルタイムで見てました。それから実写『GANTZ』は映画館で、『GANTZ PERFECT ANSWER』はレンタルで…と、一応は全部観た感想ですけど、原作から派生した映像作品の中では『GANTZ:O』が一番面白かったと思います(かなり文句も書いてしまいましたが)!

「96分で話こんだけ?戦ってるだけじゃん!」という意見もその通りなので、「大傑作!」と言われるとちょっと疑問に思わないでもないですが、キモい敵とグロいバトルを繰り広げる戦闘シーンこそがガンツの魅力だとも思うので、今回の『GANTZ:O』が最高の形だったのかもしれません。

guntz_oppai

大好きだった女体形態が面白く再現されていたところは嬉しかったです。感動しました。むしろ原作よりもっと艶めかしくグロテスクになっていたんじゃないかなー。テンション上がりましたよー。キモい!

gantz_kubi

生肩首のシーンは原作通りでした!サイコー!

o_oppai

二人揃って巨乳!大きさも形も理想的!そして質感がですね、柔らかすぎず!硬すぎず!これがすごく良い!まさに理想的なおっぱいで…ぷるぷるぽよぽよ何度も揺れて………。


おしまい


↑予告

GANTZ コミック 全37巻完結セット (ヤングジャンプコミックス)


エロ描写がエグいエロまでいかず”ちょいエロ”程度で留まってしまっていた点も少し不満だったんですよねー。セックス中毒のド変態が登場していたらもっと好きになれたような気もします。個人的にはすごく見たかったんですが、PG12にはキツめのキャラだったし、96分の尺で収めようとすると削らざるを得なかったんですかね…。R18+過激版とか作ってもらえないでしょうか、絶対に観に行くのに…。

映画『僕だけがいない街』感想。

SF!タイプリープ!母が死ぬ!ということで、ちょっと期待して観ました。
うーん…けっこうヒドい。監督は世紀のゴミ映画『ROOKIES』を撮った方。

個人的評価:★★★☆☆☆☆☆☆☆
bokudakegainaimachi
2016年03月19日公開/120分/日本/映倫:G
監督:平川雄一朗
出演:藤原竜也 有村架純 鈴木梨央 及川光博 杉本哲太 石田ゆり子

<あらすじ>
パッとしない漫画家でフリーターの藤沼悟(藤原竜也)は、事件や事故を看破するまで時間がループする現象・再上映(リバイバル)が起きるようになる。何度もリバイバルを経験する中、母が何者かに殺害され彼は突如18年前に戻る。小学生のころに起きた児童連続誘拐殺人事件と母の死の関連に気付いた悟は、過去と現在を行き来しながら事件の真相に迫っていく。
(以上シネマトゥデイより)

bokudakegainaimachi4

原作漫画は評価も良いみたいですが、まったく読んだことないので映画の感想だけになります。なので、為になるような詳しい考察は一切書いてません!
(本作に対しては悪口多めです、すいません)

【リバイバル】と、主人公が勝手に名付けた(?)現象が起こり過去にタイムスリップしてしまう話です。まあ映画でよくあるタイムリープもので、正直ここには何の新鮮味もありません。問題は設定なんですが、これがわけがわからない!
主人公も現象が発生すると、「またあの現象がやって来た!」とか言っていて偶発的に起こるものらしいんですが、ものすごく都合が良いんですよね。

冒頭から子供がトラックに轢かれそうになります。主人公の藤原竜也がそれを助けて身代わり的に死にそうになるんですが…子供が死んだのかどうか曖昧だし、その助け方もすごく雑というか、咄嗟の判断にしてももうちょっとやり方なかったのかって感じで…スタートから印象は最悪。
ピザのバイクにいきなり突っ込まれた乗用車のほうがカワイソウでしたよ!
それにどうせ助けるんだったら、その前に誰か一人くらい派手に殺しといたほうが映画としてはわかりやすいし面白いと思いました。

bokudakegainaimachi2
主人公はいつも泣き喚いてる藤原竜也。

ここはたぶん【リバイバル】という現象を手っ取り早く説明するためのシーンなのですが、たいした説明にもなってないし、何のインパクトもないし、音楽のわりにはまったくドラマチックじゃないし、ということで主人公のムダ死に感が強かったです。死を感じた主人公が走馬燈を見ながら「いいのかな、このまま死んじゃって…。まあ、いいか、おれひとりいなくなったって、べつに。」というような愚痴っぽいセリフを吐いてからのタイトルへの流れは強烈にダサい!
怒りとかはなかったんですが、とにかくカッコ悪い演出が目立ちました。

序盤から超悲しげな音楽が流れまくってるので、「悲しくませたくてしょうがない」ことは伝わってきますが、これは邪魔だし不快。
感情移入も何もないうちから「これは泣ける映画だから準備しとけ」とアピールされても、むしろ反撥しちゃいますよ。同時に、短い回想も多いし、メチャクチャ好みじゃない演出ばかりでした。

bokudakegainaimachi3

ヒロインは苦手になりつつある有村架純。今回も鬱陶しかった!
まず最初に嫌いになったシーンは、夜の道路に立つシーン。単純にバカみたいだったし、クラクションを鳴らされて「おう、危ねえ」とか言ってる彼女の気配りの無さに一気に嫌悪感がこみあげて…ストーリー云々以前にキャラクターがなんとなく好きになれない感じでした。

彼女は藤原竜也が働くピザ屋の同僚なんですが、妙になれなれしいカノジョ面でよく分からない登場。主人公との空気差というか噛み合わなさがとくに狙ったものでもないようで、「なんだこの女」とそればっかり思ってしまいました。中二病っぽい発言も連発で、イタい女にしか見えませんでしたよ!
ラストのカメラ大好きオシャレ女子(?)っていう設定も厭だったし、途中いくつも嫌いになれる瞬間があり、まあ最後までダメでした。
…てことで好感度はゼロ。

bokudakegainaimachi5

で、主人公は母親(石田ゆり子)を殺されるわけですが…。
まずこの二人が親子に見えません。
しかし第三者に「若く見えますね」と言わせることで強引に息子との年齢差をアピール。頑張ってたんですが、やや無理やりだし、巧い方法とは思えません。キャラの年齢関係が中盤までまったく謎でイライラしました。

見始めて最初の違和感は「主人公は何歳の設定なんだ」ってことですね。
演じているのは藤原竜也というガチのオッサンなので「アラフォーで漫画家志望でピザ屋のバイトかー、泣ける」なんてことを序盤で一瞬感じてしまい、そこの部分にだけは少なからず好感を持っていたのですが、途中でこいつが20代ということが判明。ここに気づくまでは有村架純もクズなフリーターのオヤジに恋する変なヤツという扱いで見ていたので、何かいろいろ裏切られた気分で(勝手に)ムカつきました。基本的な説明描写が抜けてる気もするし、キャストもどうなんだろう…。ハマり役!とはちっとも思えませんでしたが。

bokudakegainaimachi6

そして、殺される母親。これはいろんな意味で最悪だった。
ここ最近観た邦画の中でもワースト級にツマラナイ死に方。
主人公が過去に戻って頑張るのは彼女を救うことが目的で、つまり動機となる【人死に】なので、ここは絶対に見せ場となるはずだし重要だとも思うんですが、ここは何が何だか分からないうちに気づいたら刺されてた!

パタッと倒れて、え…どうなったの?と思っていると、しばらくして主人公が帰宅後に包丁が背中に刺さっていることがわかります……。
こんなのだったら殺害描写省いて、いきなり死体バーン!と見せたほうが衝撃デカいし復讐心も湧いてきますよ。何のためのシーンだったのかちょっと意味がわかりませんでした。ここ撮るのならせめて包丁が突き刺さるところくらいは見せてほしいし、そうでなければ要らない。
どうしようもなく中途半端なシーンだと思います。

あと、これだけはハッキリ言えるんですけど、石田ゆり子は方言の使い方が超ヘタクソですよね。「~だべ?」連発とかマジでふざけてるようにしか見えないし、方言(北海道弁)がヘタクソな上に標準語はキレイなので余計におかしい。その違和感が邪魔臭いノイズになりました。

bokudakegainaimachi8

その後、母を刺した犯人を追っているうちに、「俺が犯人にされてしまう!」というわけわからん錯乱状態に陥った藤原竜也は路地裏からわらわら湧いてくる警官たちに追い詰められて、ちょうどいいタイミングでタイムリープ!
「リバイバル!リバイバル!」やたらと言うんですが、その特殊性は映画を観てもいまいちわかりませんでした。全体にラノベっぽい印象も受けました。

とにかく、2006年の現在から18年前の過去に戻る主人公。舞台は北海道。
ここの戻った瞬間はちょっと良かったです、主人公目線の主観映像になるんですね。30秒間だけ『ハードコア・ヘンリー』みたいでテンション上がりましたよ!(ただそれだけ)

bokudakegainaimachi7

「わかった! なんでここなのか。このリバイバルのスタート地点、それはあの連続誘拐殺人事件で雛月加代が殺される前に戻ったんだ。ひょっとしたら母さんが殺されたことと、雛月の事件は何か関係しているんじゃないのか」

それからは心情セリフを喋りつつ、根拠の薄い推理をバンバン的中させていく展開が続きます。失敗もするんですが、予定調和な失敗に見えてしまうから不思議です。過去と現在を行き来しつつ連続誘拐殺人犯を追う主人公。
一応サスペンスなんですけど、見終わってから感想を書いてしまうと…ホントに犯人に意外性がなくて残念な映画でした。そこが一番ダメだったとも思えます。最初に犯人だと思った人が、結局犯人でした。基本的にひねりのない一本道な脚本だったと思いますよ。

終盤のやりあいは本当に酷いし、「僕だけがいない街」という言葉通りの結末も酷い。主人公が死んでもみんな笑ってて、まったく共感できなかったですね…。でも、なんとなく原作は読んでみたくなりましたー。

bokudakegainaimachi10
最後はやっぱり喚き散らす藤原竜也。

僕だけがいない街 プレミアムBOX [Blu-ray]

新品価格
¥5,680から
(2016/8/10 13:42時点)

『orange −オレンジ−』感想。

胸キュン恋愛映画かと思ったらSFでした。若干ときめきましたが、泣かせ演出が多すぎて…。原作未読。
個人的評価:★★★★★☆☆☆☆☆
Orange
2015年12月12日公開/139分/日本/映倫:G
監督:橋本光二郎
出演:土屋太鳳 山崎賢人 竜星涼 山崎紘菜 桜田通 清水くるみ

<あらすじ>
高校2年生の高宮菜穂(土屋太鳳)に、10年後の自分から手紙が届く。そこには、26歳になったときに後悔していることが数多くあること、転校生の翔(山崎賢人)を好きになるが、彼が1年後に死んでしまうことがつづられていた。当初はイタズラだと思った菜穂だったが、手紙に書かれていることが現実に起こり始める。菜穂は後悔しないため、そして翔を救うために行動を起こす。
(以上シネマトゥデイより)

Orange2
パラレルワールド映画です。

まったく予想外の不思議系SFだったのでテンション上がりましたー!
まあ、なんかやりつくされたような題材なんですが、何もない恋愛映画よりは得した気分になれる気がします!
今回も予備知識ゼロで観ました。
わかってたのは主演が『まれ』の人で恋愛映画ってことだけ。
(女子高生が登場する映画はとりあえず全部観たい)

Orange3

未来からの手紙により10年後の自分が後悔していることを知った女子高生が、大切な人を救うため運命を変えようと奮闘する青春群像劇。
10年後、山崎賢人は死んでます。
それを知った土屋太鳳さんが「その運命、変えてやる!!」と一生懸命頑張る話。

Orange4
手紙はこんな感じ。元ネタ考えた人が一番エラい。

前半はけっこう面白かったですよ(初っ端から決定的な凡ミスを犯しますが)。
「○○後悔してる。だから○○して!」という内容の手紙(指令)が26歳の自分から届き、ミッションをこなしていく菜穂ちゃん。
書かれていることを一生懸命こなしていくのですが、未来が徐々に変わり始めパラレルワールドに入りこんでしまいます。
それからは自分で考えつつ行動…。
しかし後悔を消せなくて…そのことで後悔したりもします!
わりとウジウジ系の主人公。

Orange11
耳打ちみたいなキスシーンは良かった。

土屋太鳳って人は演技が上手いのかヘタなのかよくわかんなかったのですが、なんとなく一生懸命さは伝わってきたし健気で一途な処女感がしっかり出てたので好感を持てました。
なので途中まで「菜穂ちゃん頑張れ!翔死ぬな!」と応援できた気がします。
手紙が届いても最初は「なにこれ?」って感じで信用しません。しかし、それがガチだと気づいた時のリアクションが「やだ、なんか怖いッ!」なのも良かった。

Orange14
お母さんが亡くなり鬱っぽくなった末自殺した成瀬翔さん。

舞台は長野県です。
翔(山崎賢人)は東京からの転校生&イケメンなので校内では程よくモテモテ。先輩(真野恵里菜)に告白されて付き合って、しかもアッサリ捨てちゃう。
リア充爆ぜろ!的な展開なんですが、実は暗い過去が…。前の学校では周りに溶け込めず友達ができなかったみたいです。

死ぬ運命の人だからか、あまり否定的には見れませんでした。
そして、ところどころキュンキュンしたりもしました。
女子目線っていうか、主人公目線で見れた気がします。
「後悔したくない」という想いへの共感が大きかったためかもしれません。

Orange6

山崎賢人は『L♡DK』『ヒロイン失格』そして本作と、三作続けて恋愛映画。
そして、三作続けて花火見てます!(ここはちょっと面白い)
もうこの描写も完全に定型化してきている気がします。
花火見てれば女子中高生は感動するものなんでしょうか…。
前二作はここでキスシーンでしたが、今回はありません。
その代わりに【手を繋ぐ】というドキドキ感を描いてました。

Orange13
ちなみに、お母さんは薬いっぱい飲んで死んでましたよ!

翔の母親が負の要因みたいなもんなのですが、病気で苦しんでたりして一応はいろいろと悩んだ挙句の自殺だったようです。
正直これは理由付けのみの安易な解決手段に思えました。
「お母さんが病気だったんだ…」とか、ずるい。
そりゃつらいに決まってんだろ!としか思えないし、大袈裟に長々と喋らせるようなことですかね…(そういう映画は山ほどありますが)。

Orange7
翔の抱えている重いもの(悩み)を皆で支えるという超わかりやすいシーン。

仲良し六人組は悪くなかったと思いますよ!
後半になると、みんなで協力して翔の死を食い止めたり、みんな頑張ってた!
自分の身近にこんな人たちがいたらもちろん鬱陶しいですが、「翔が死ぬ」ってことを知ってからはそれぞれ熱い友情が丸出しになってて面白かったです。
とくに体育祭なんですけど!
…見ているだけでも恥ずかしいようなセリフが飛び交ってて、リレーの最中の翔への伝言ゲームとか赤面ものでしたよ。
恥ずかしいんですけど、でも、なんか良かったです。
青春だなーと思いました。
その際の口パク演出も、一周回って面白かったです。
「未来で待ってる」って、『時かけ』なのかな…。
学園モノSFなので影響は多少あったと思います。

Orange5

しかし、肝心の(?)SF描写は全然ダメ!!
映画全編通して最も不満な点ですよ!
現在と並行して10年後の未来も描かれています。
観ている間ずっと気になっていたのは【手紙がどうやって届くのか】だったのですが、切手貼って、缶に入れて、土に埋めて…おわり。
「届くといいね…」「うん」

えええ………。

届くわけないだろ!!
さすがに都合が良すぎます!
一番気合い入れて撮るべきシーンだったと思うので残念!
というか、そもそもここは説明する描写が、ほぼ無い。想いが届いて奇跡が起きたにしても、もうちょっとちゃんと念じろ!
SF(すこしふしぎ)要素が圧倒的に不足していると思います。
トンデモない仮説でもいいから、せめてやる気だけは見せてほしかった。
ここの説得力がないと、もう全部ダメ!とも思えてきます。

Orange10
まあ、夕陽がキレイだったから、いいか…。

描かれるのは健全な青春ばかりでした。
好きなシーンもあるにはあったんですが、全体的な印象はかなり悪いです。先に待っているのが”好きな人の死”なので、一貫して哀しげな雰囲気なのも、だいぶキツかった…。
【哀しげミュージック】がほぼ全編に渡って多用されており、副音声で「かわいそうでしょ?」と聞こえてくるようでした。
かわいそうですけど、クドすぎて…。
泣きシーンも多かったです。
これは、どれも中途半端な感じがしました。
あと、この内容で140分はさすがに長すぎ!
涙を削れば2時間で収まったはず。

ということで、嫌いじゃないけど微妙な映画でしたよ。

Orange12
『桐島~』からの刺客も出てました!

orange-オレンジ- Blu-ray豪華版

新品価格
¥5,309から
(2016/7/17 06:10時点)


orange コミック 全5巻完結セット (月刊アクション)

新品価格
¥3,348から
(2016/7/17 06:11時点)

スポンサードリンク
LINE読者登録QRコード
LINE読者登録QRコード
記事検索
管理人
にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へ

ギャラリー
  • 『ディストラクション・ベイビーズ』感想。(R15+)
  • 『ディストラクション・ベイビーズ』感想。(R15+)
  • 『ディストラクション・ベイビーズ』感想。(R15+)
  • 『ディストラクション・ベイビーズ』感想。(R15+)
  • 『ディストラクション・ベイビーズ』感想。(R15+)
  • 『ディストラクション・ベイビーズ』感想。(R15+)
  • 『ディストラクション・ベイビーズ』感想。(R15+)
  • 『ディストラクション・ベイビーズ』感想。(R15+)
  • 『ディストラクション・ベイビーズ』感想。(R15+)
  • 『ディストラクション・ベイビーズ』感想。(R15+)
  • 『ディストラクション・ベイビーズ』感想。(R15+)
  • 『ディストラクション・ベイビーズ』感想。(R15+)
  • 『ディストラクション・ベイビーズ』感想。(R15+)
  • 『ディストラクション・ベイビーズ』感想。(R15+)
  • 『ディストラクション・ベイビーズ』感想。(R15+)
  • 『ディストラクション・ベイビーズ』感想。(R15+)
  • 『ディストラクション・ベイビーズ』感想。(R15+)
  • 『ディストラクション・ベイビーズ』感想。(R15+)
  • 園子温 【監督作品一覧】
  • 園子温 【監督作品一覧】
  • 園子温 【監督作品一覧】
  • 園子温 【監督作品一覧】
  • 園子温 【監督作品一覧】
  • 園子温 【監督作品一覧】
  • 園子温 【監督作品一覧】
  • 園子温 【監督作品一覧】
  • 園子温 【監督作品一覧】
  • 園子温 【監督作品一覧】
  • 園子温 【監督作品一覧】
  • 園子温 【監督作品一覧】
  • 園子温 【監督作品一覧】
  • 園子温 【監督作品一覧】
  • 園子温 【監督作品一覧】
  • 園子温 【監督作品一覧】
  • 園子温 【監督作品一覧】
  • 園子温 【監督作品一覧】
  • 園子温 【監督作品一覧】
  • 園子温 【監督作品一覧】
  • 園子温 【監督作品一覧】
  • 園子温 【監督作品一覧】
スポンサードリンク
メッセージ

名前
メール
本文
  • ライブドアブログ